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秋の養生

秋の養生

新暦で8/23~9/7頃は処暑にあたります。処は来て止まるという意味でようやく暑さが治まる時期です。
日中はまだまだ暑いですが、今朝も急に涼しくなってきましたよね。
植物が伸び広がる勢いは減速し実りの時季を迎えます。これまで取り入れてきたエネルギーの中で必要なものは蓄えられ、不要なものは排出され清めて磨かれていきます。この時季は、体内にある不要な物を排出する働きをするリンパ管が多く張り巡らされている[肺・大腸]の働きに支えられている季節です。
秋が近づくと夏に開いていた骨盤も片側ずつ締まり始めます。身体が少しずつ引き締まっていくにつれ老廃物はリンパ管を通って排出されていきます。そして、体内に、溜め込んだ余分な脂肪や老廃物はリンパ管の詰まりによってうまく排出されないと気管や気管支炎のトラブルや肌荒れ、湿疹、下半身の浮腫、リンパの集まる首まわりや肩、股関節のコリなどが起こりやすくなります。分解しにくい動物性タンパク質や乳製品、卵、揚げ物などの食べ過ぎはリンパ管を詰まらせやすいのでなるべく控えて解毒や、分解を促す食品を取り入れることも秋の養生法の一つです。
オススメの食品は「白」「辛」ものです。

大根、蓮根、白ネギ、玉葱、葛、銀杏、自然薯などです。大根は甘み辛味があり、気の巡りをよくします。胃腸や呼吸の強化をはかるので口内炎や便秘、二日酔いにも効果があり風邪の予防にも最適な食材です。消化酵素のジアスターゼやビタミンCの含有量も多い健康食材です。
また、身体を柔らかくするストレッチをすることもリンパの詰まりを防ぐ養生になりますよ。