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湿邪による影響

湿邪による影響

まだ5月ですが山口も15日から梅雨入りしたと発表されました。
1951年の統計開始以来、2番目となる早さで、平年より20日早く、去年よりは27日早かったそうです。
高温多湿の気候で暮らす日本人は、皮膚からの水分発散が難しい体質で余分な水分は尿からの排泄に頼っています。夏場は水分をとりすぎる傾向があり体内に余分な水分がたまり、湿邪を起こしやすくなるのです。
湿邪とは、東洋医学における概念です。東洋医学において「気」は、この世のすべてを構成するエネルギーのようなもの。健康を大きく左右すると考えられており、冬の寒さや夏の暑さ、秋の乾燥など、1年の気候変化を「寒・火・燥・湿・暑・風」の6つに分類し、六気(りっき)と呼んでいます。六気の変化が過剰になると、健康を害す邪気となって身体に入り込み、様々な不調を起こすと考えられているのです。つまり梅雨の時期は、過剰になった湿度が邪気となり、「湿邪」になります。これが、頭痛や下痢、むくみなど全身の不調に繋がります。

梅雨の不調を吹き飛ばす湿邪対策として
【汗をかきやすい体にしましょう】

汗の気化熱で上がった体温を下げるため、梅雨時には体を徐々に暑さに慣らして、汗を作る機能を高めることが大切です。酵素風呂に入り日頃から汗をかきやすい体にしていきましょう。